インタビュアー：今回は取材にご協力いただき、ありがとうございました。SE構法やパッシブデザインをはじめとする様々な技術が光る、こだわりの詰まった住宅だと感じました。

中口社長：ありがとうございます。永く快適に暮らすことを突き詰めると、私たち浅井良工務店はデザインや構法はあくまで手段だと考えています。その理由は、お客様が欲しているのはその先にある快適な暮らしだからです。和歌山に住むお客様が本当に欲しているものはなにか？そこを愚直なまでに追求したのが今の浅井良工務店の家づくりです。

インタビュアー：ありがとうございます。最後に中口社長が目指す浅井良工務店の未来を教えていただきたいです。

中口社長：私たちはここ和歌山で約 50 年にわたり、家を造り続けてきました。そして辿り着いた答えは「家は住んでからが始まりだ」ということ。至極当然のように聞こえる言葉ですが、意外にも完成までがゴールと考えてしまっている会社さんが多いように感じます。お客様のご要望だけに頼って家を建てることは可能です。しかし、30 年先を見越した時、それが本当に正解なのでしょうか。それらを考慮した上で、私たちはお客様と共に考えます。家が完成した後も一生涯のお付き合いになるからこそ、常にお客様の目線に立って考えることを忘れない会社で在りたいと考えています。